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MICAM見本市イタリア
ミラノ到着時からの雨が展示会初日も降り止まず、暗く冷たい雨の中でのスタートとなったが、秋冬商材(2009~2010A/W)の買付けがメインなので気分的には秋冬目線になりやすいと言えるでしょう。3月は日程によっては、ポカポカ陽気のときもあり、そんな気候だとついつい春っぽい靴に目が行ってしまったりすることも多いのです。(まぁ間違えて買ったりはしませんが、実際春夏向きの靴も数多く展示されています。)
今回はズバリ“カジュアルな装い”が気になります。
そう、カジュアルシューズがメインに挙げられます。スニーカーとスエード素材、この2つが大きなポイントでしょう。これらは春夏からの流れと同じですが内容はよりシンプルです。スニーカーは白か黒、もちろんアクセントカラーはあってもかまわないと思いますが、ベースはblack or white。デザインはいくつかありますが今春夏に各有名ブランド(ディオール、ランバン、ヴィトン、グッチ、アイスバーグetc.)から出回っているものと、そう変化はないと思いますので街へ出てチェックしてみてください。会場ではお洒落なバイヤーがスニーカーを履いているのを何度か見かけましたし、ミラノのブティックもやはりスニーカーであふれていました。
スエード素材はチャッカーブーツのようなデザインに使われているパターンが最もトレンドを表現していると感じました。ソールはクレープやパラゴムなどの組み合わせがベストです。色は金茶など明るめのブラウンカラーがこのタイプには合っていますが、全体的には革底の靴などドレス、カジュアルともにダークブラウンのスエードのほうが数多く使われていましたし、黒も悪くありません。そして部分的にオイルで寝かせる加工も継続しています。
デザイン的には丈の長いブーツがいまだに多く展開されているのが気になりました、レースアップのタイプが多いですが筒状のもの、ジップの付いたもの様々、どれも木型が洗練されてきていて、いい感じがしました、「冒険者たち」のアランドロンや甲本ヒロトなどのパンクスタイルが着こなしのヒントでしょうか?本格的な中途半端じゃない感じがいいのかも。細いパンツがまだまだ活躍しそうです。
デザートブーツなどの場合は特に安っぽく見えないよう、作りや素材がある程度上質であることや、洗練された美しいフォルムなどの靴選びが今秋は重要です。
ドレスシューズはややラウンドトゥが増えたでしょうか、しかしスクエアやポインテッドぎみのスタイルもつま先のポイントを7,8ミリ短くした感じでまだまだ健在です。
ブリティッシュな雰囲気(チャーチの昔からある丸い感じの)の靴を一部コレクションで展開しているメーカーが目立ちました、デザインはプレーントゥ、チャッカー、ウィングチップなど。しかし各メーカーは『こういったタイプも展開しておくか』といったところか。それとゴム底が完全に復活しています、ダイナイトタイプ、さまざまなビブラムソール、薄い革底のような一体型のゴム底、ハーフだけ貼ったゴム等など。
秋冬はカジュアルだけどどこか上品な着こなしが必要でしょう、企業秘密的部分もありますので感じたことやポイントなどすべてを細かくここで書けませんが、ヒスゲートではこういった流れを把握しつつ独自のチョイスと、トレンドとはまた別のインスピレーションからの別注品などで構成していこうと思います。
世界的な不況でバイヤーたちの数も少なく感じましたし、メンズのホールは特に閑散としていました。70年代にも世界の先進国が不況に陥った事がありました、その時代のフランスの映画やTV映像などで出演者のスーツスタイルをチェックしていると、とてもシックなことがわかります、紺やグレーのダークなスーツに紺や黒など無地のネクタイ、シャツは白や薄いブルーなど、靴は絶対に黒でしょう。たいへん地味ですが彼らはそのしぐさや態度、しゃべり方などとてもエレガントで、そのシックな服装がかえってお洒落に感じられます。
このような時代ですからネクタイをするようなビジネスの場で、あまりエレガントすぎたりモード色の強い服装品やコーディネイトは控える傾向にあるかもしれません。
その分カジュアルのときや特別な日の服装はとことん楽しんでほしいと思いますが、いずれにしてもどこで自分なりの品を感じさせることが出来るかが今は重要視されると思います。
3日間降り続いた雨が最終日にようやく朝から晴れ上がり、やっと傘の要らないすがすがしい日を迎えることが出来ました、やまない雨はないように、この不況もいつかまた良くなっていくことを願ってミラノを後にした。2009/3/14







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