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今年、ヒスゲートは10周年目のシーズンを迎えることができました。
これまで多くの方々にご来店いただき、そして接客できたことに、心から感謝しています。
これからも、皆さんに喜んでいただけるような、より特別な品揃えができるよう努力して参りたいと考えておりす。

前回のイタリア出張レポート(2010/9月)はアップしませんでしたので、今回は1年振りという事になります。実際、原稿自体は、ほとんど書き上げ、後は全体を縮小してまとめ上げるところまで行っていたのですが、そこで考え悩んでしまい、まったく筆が進まぬ状態が続き。
最後は自分に言い訳するように、「特に伝えたいことでもないか、この内容は」と文章をまとめることなく放棄したのが事実です。楽しみにされていた方々には申し訳なく思います。

ホームページのすべてのコメントは、ヒスゲートのスタイルを理解して頂く為のものだと考えていますので、このレポートで単に靴見本市の傾向を書くことは、あまり面白くないと思うのです。
我々バイヤーは、視察団やジャーナリストではありません。自分たちのビジネスに必要な商材を買い付けるために探し歩き、メーカー側の人たちと情報交換などしつつ商談して、見本市会場やショールームなど見て回っています。その過程の中でデザインや素材、色etc.の情報が自動的に収集されているのです。
そして、傾向というものは徐々に変化していくものであって急激に大部分が変わってしまう事はほとんどありませんので常に展示会に足を運んでいるバイヤーにとってはさほど重要ではないでしょう。
それよりも買い付けたからこそ聞き出せる誰も知らない情報や、取引し続けているメーカーだからこそ話してくれる情報などのほうが重要なのです。そしてそれは、時に買い付けのヒントや発想になり、品揃えに影響を与えます。
以前この項で買付け前に、ある程度アイデアを持っていくという話をしましたが、逆に現地でインスピレーションを得て買い付ける靴もあります。この部分がバイイングの醍醐味でしょうか。
新しく立ち上げられたコンセプトブランドや、生まれたての新鮮で次のトレンドになる様なデザインの靴などを見つけて注文する時もあれば、先ほど言ったようにメーカーとの真剣な商談や対話から新たなテーマを決める、などもその範囲です。
そんな中で、今回キーワードとして『ベストセラー』という言葉が話の中で飛び出して、私の頭の中をぐるぐると回り始めました。ベストセラーと聞いてどういうものを思い浮かべるでしょうか?
ロングセラーも近い言葉ですが、ちょっと違いますね。とにかく沢山売れたことには間違いないでしょう。ここでは、この1年くらいの間に何度もリピート生産され売れている靴、ということにしましょうか。こういった何度も注文を受けている靴には、共通点があるようです。最新トレンドではないけれどベーシックでもなく、ファッショナブルなムードがあり、エレガンスとも言える木型を使って作られています、とくに素材や色も決まっている場合が多いみたいです。
これらは比較的何にでも合わせやすく、誰からもお洒落に見え、安定した気分にさせるコーディネートを生み出すのかなと思います。ヒスゲートではこんなタイプの靴も今回は、いくつかチョイスしています。

展示会では、アメリカンワークスタイルの波が止まらないようで、かなり多くのメーカーがトライしています。2年程前のシーズンから徐々に増えだして、今は値ごろ感のある量産メーカーも多く参加している状態。とにかくベルトの付いたエンジニアブーツとレッドウィングのようなホワイトソールを使ったブーツタイプのバリエーションが沢山。ちょっといいかなと思ったスタンドでは、いくつか試し履きもしてみましたが、急遽サンプリングしたせいか、ジップ無しの筒状ブーツは、足入れ口の足首周りを広めに取るようにしなければならないのに、狭くて足が入らなかったり、別のメーカーではゴム底の厚み(トレンドのラバーソールは、比較的フラットなラインで前後ともに厚みがある)が計算されていない木型を使って作った結果、接地感が悪かったりと、見た目のよさは有るが、要修正な物も多いと感じた。
しかしパーフェクトなメーカーの物は、アメリカンブランドの本格的なブーツよりソフトでとても軽い履き心地が特徴で、一度履いてしまうとやめられないでしょう。
今、世界情勢は政治、経済など非常に不安定で不透明です。この状態を荒野と考えるなら、足下は服装に関係なくタフな物の方がやはりいいのかも。2011.3月

イタリアより帰国した日に、東北地方を大きな地震と津波が襲いました。私どものホームページは東北地方からのアクセスも多いと報告を受けています。
このたび被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
災害の状況や避難所での生活を連日テレビで見て心の痛む思いです。
私は、16年前に神戸の東灘区に住んでおり、阪神大震災に遭いました。強い地震の恐怖とライフラインが途絶え、食事のとれない生活の苦しみを経験しております。いまは義援金でしか協力できませんが、どうか被災した地域の一日も早い復旧をお祈りいたします。
イタリアの取引先メーカーや常宿ホテルの方々から、日本を心配した多くのメールをいただきました。



06-6533-6590

※商品のカラーはコンピューターの性質上、実物と異なる場合があります
あらかじめご了承下さい。