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昨年の12月終わり頃、初めて来店されたお客様とファッション談議に花を咲かせていた中、オイルドコートの話が出た。某ブランドが有名だ。
そのお客様が帰られた後、そのコートに使われているワックスコットン素材で気にかかる事があり、ネットで調べ事をしたついでに関連商材を見ようと思って、ヤフーオークションでキーワードを打ってみた。するとびっくりするくらいの量の某ブランドコートが出てきた。
中には新品や海外からの中古ヴィンテージが混じっているが、多くは日本国内で買われた物だろう。相当数が販売された人気商品である事が分かるいっぽう、手放そうとしている方が多いのに驚いた。この手の服は、同じ型のモデルが何年も継続して生産されたり機能的で耐久性もあったりなど、飽きが来ず長年着る趣味の要素が強い服だ。ファッション誌で何度も取り上げられているから買う側も前もって商品知識は十分理解していることだろう。一度は着てみたいと思わせる男らしいコートだ。しかし試着と違い、少し使ってみてはじめて気づく事があるのがファッションの難しいところだし、同じモノを着ても他人と同じようには行かない。私だって若い頃に失敗した買い物はたくさんあるし、何度も同じ過ちを繰り返す人だっている。
この手のジャケット・コートをアウトドア用にわざわざ買う人は少ないと思うので、普段着用するにはワックスのべたつきがちょっと気になったという方も多いかもしれません。でも私が思うに自分には似合わなかったとかカッコよく着こなせなかったなどの理由も多いのではないかと思います。
定番とかスタンダードは、ファッション雑誌や他から教えてもらうより、自分で探し出す、自分で発見し決める方が良い。マイ定番、マイスタンダードである。例えばモードなブランドの服や帽子、アクセサリーでも自分に似合い自信を持って着こなせるなら、多少流行物やデザイン性の高い物でも、定番品と大々的に謳われている商品より活躍し、気づけば長く愛用していたなんてことも多々あります。逆にオーソドックスなブランドのタキシードを買ったとしても、10年も経てばサイズ感の違いから買い換えたくなる事は、お洒落な人なら当然。
今回の出張では、お客様にとってマイスタンダードになるような靴、新しい発見、新たなステージに昇れるようなそんな靴もイメージしながら買い付けに臨みました。

展示会で明らかに目立っていたのは、エキストラライトソールの靴。超軽量のゴム底を使った靴だ。非常に多くのメーカーで作られていた。とにかく履いていて楽、屈曲性のよさと軽さは一度馴れてしまったら他の靴がすぐに疲れると感じてしまうだろう。接地面はオールフラットなタイプと踵の段差があるタイプの両方ありますが、いずれにしても今回皆一様に底が分厚いのが特徴。前々回にもエキストラライトソールの事には少し触れましたが、もうすでに市場にも少しずつ出回ってきているようです。ヒスゲートで2010年の秋冬シーズンに販売していたブルーノボルデーゼの鹿革を使用した品番151スタイルの靴(ホームページご参照ください)がそのまま今回トレンドのドンズバです。この靴を買われたお客様は、とてもラッキー。4年前の靴がいまだにトレンドのど真ん中で最先端。「楽で最近こればっかりや」、「同じ様なのが欲しい」、「背が高くなっていい」などなど買われた皆様から多くのいいね!感想を頂いた靴です。
木型はラウンドした丸いつま先が多数でポインテッド気味のほうは少数派でしたが、私は個人的にブルーノボルデーゼくらいの少し絞られたつま先の木型の方がトレンディーだと感じています。
メンズ全体を見ていてもう一つ気づいたのは、カジュアルのレザーシューズは短靴が主流だった事。カジュアルスタイルのブーツ(例えばロングなライディングやジャングルブーツなど)は、ほとんど見かけなくなりました。これも傾向の一つではないでしょうか。
とにかく今年の秋冬には、足が長く見え、軽くて歩きやすいラバーソールの靴が皆さんのマイスタンダードになりうるかも? そんな出合いをして欲しいと思います。2014年3月



06-6533-6590

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あらかじめご了承下さい。